慣れないことの美徳|墨田区 整体 鍼灸院 心と体に関するお悩みはグリーンバランスへ
2024/01/16
こんにちは、墨田区にある整体 鍼灸院、体の総合ケア グリーンバランスの院長、片山大輔です。
今日は、慣れないことの美徳についてお話ししたいと思います。
子供は大人よりも傷つきやすく繊細さを持つ代わりに感動の数も多いように思う。
なぜ大人になれば傷つきにくくなり感動の数も減って行くのかと質問すれば、こう答えるだろう。
経験を重ねることでストレスを回避できる術を身に着け、そのことで感動も薄れやすくなると。
確かにごもっとものようにも聞こえるけど、果たして本当なのだろうか?
経験の数が多ければ多いほど感動が薄れて行くとするならば、歳を重ねるごとに感動が減ることになる。
ということは歳を取ることは不幸なことなのだろうか?
おそらくそうではないだろう。
感動は日常にいくらでも転がっているにもかかわらず、それを感動や奇跡と感じる感受性が低下してしまっているか否かであって、
年齢で差が起こるものではないのではないか。
これは私の主観ですが、感動しやすい人とそうでない人との差にはストレスの回避の仕方に差が出てしまうのではないだろうか。
それはストレスを感じた時にそのストレスをどのように受け止められるかに差が生まれる。
ストレスを悪いものと捉え、それを心の持ち方で跳ねのけたり傷つかないようにプラス思考に解釈したり、
ストレス発散しながら乗り越えたり、人に慰めてもらったり、気にしないように、気にならないようにと、
心の順応力を鍛えることで乗り越えてきた人と、
それとは真逆でストレスを大切なものと捉えて、素直に傷つくままに受け入れ、落ち込むままに落ち込み、
自然に傷口が癒えるのを待つ方法の人とでは、感受性が保てたり保てなかったりと差が生まれてくると思います。
ストレスが悪いと捉え、なるべく早く取り除くことに注視して生きて来た人と、自然に癒えるのを待つ人との差が、
感動できやすい人とそうでない人とに差が起こってくると感じる。
子供にはストレスを回避する知恵が乏しいからこそ、素直に感動できるようになるのだと感じています。
ストレスを上手に回避できたり、忘れることに長けたり、ないものとして消去できる技を身に着けている人は、
一見、幸せに生きられているかのように見えて、実は感動や奇跡と思える経験が乏しいと感じているのではないだろうか。
これこそストレスを悪と考え、ひたすら鈍感力を鍛え育て過ぎてしまった末路のようにも見える。
子供のようにいつまでも傷つきやすく繊細な心を持ち続ければ、感動や奇跡が日常にあふれ、
同時に耐えられないような辛い災難も起こりにくくなるのではないかとも感じます。
辛い困難に耐えられる強靭な精神にすればするほど、より強い困難が待ち受けてしまうものではないだろうかと感じています。
最後に一言
慣れないことの美徳とは、日常に感動や奇跡の多い生き方を選ぶか、それとも感動や奇跡を感じる日常は捨てて、
様々な困難に動じることなく冷静にいられる強く逞しい生き方を選ぶかは、自分が選択するので良いと思うが、
果たして体はどっちを幸せと思い、生きがいと感じやすいのだろうか。
料理に例えた時に、様々な調味料や食材を駆使して毎日バラエティーに富んだ食事をするのと、
少しの素材で素材そのままを生かし、蒸すか炒める程度に留め、塩か醤油かお酢ぐらいの味付けで頂く料理と、
どちらが体に沁みる食事と思うだろうか。
料理に拘ればこだわるほど、感受性は低下し、素材そのままの味を頂く食事になればなるほど、
感受性が増して感動や奇跡の恩恵を受けやすくなると私は信じています。
ストレスを回避することばかりに注視する生き方からストレスを素直に受け入れ、同時にストレスを味方にする生き方の方が、
結果的に体が喜ぶ生き方になると信じています。
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体の総合ケア グリーンバランス
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