歯の痛み
2025/03/11
昨年の秋に島根県大田市に移住して1ヶ月が過ぎた頃に、突然歯が痛くなり出しました。
膝の痛みも癒えないまま追い討ちをかけるかのような歯の痛み。
痛みで夜も眠れずつらい日々を過ごしていました。
しばらく痛みがひどくなったり治まったりを繰り返していました。
何とか痛いながらでも生活をしていたのですが、ついに年末に差し掛かった頃から痛みが増してきました。
本来私は病院を全く行かない生活をし続けてこれまで生きて参りましたが、
これはさすがに耐えられないところまでいってしまい、大田市内にある歯医者さんを調べだしました。
すると、年末年始の影響でどこも休診中で、営業はしていなかったのです。
仕方なくそのまま年末年始を過ごすことにしました。
年末年始は実家で数日過ごしたのですが、痛みがつらくて食事もあまり喉を通らず島根に早々に戻って来てしまいました。
そして年末年始も終わり歯医者に電話しようと思った朝に痛みが全くなくなっていたのです。
昨日までの痛みが嘘みたいに元に戻っていました。
今思えば膝の怪我にしても歯の痛みにしても環境の変化に伴う体の順応期間によく起こる、
あるあるの症状とはわかりますが、
その時は辛くて辛くて正直心細かったことを思い出されます。
痛みというのは体を回復するために欠かせない存在で、回復反応そのものであることをいつも患者様に説明しているのに、
いざ自分がそうなったら、弱気になるのだということを体験できたことは、よかったと思っています。
そして何よりも体に感謝を忘れないことと、回復力の素晴らしさを信じることの大切さを今回教えてもらいました。
いままでも何度となく病院には一生お世話にはならないと公言していましたが、
今もその気持ちは変わりませんが、あのとき年末年始でなければ、きっと歯医者に行っていたと思いますので、
自信を持って言える行動ではありませんね。
最後に一言。
なぜ私が病院には行かないと公言しているかといいますと、単純に体の回復作用の凄さを信じているからです。
生まれ持った人間に備わった自然治癒力を信じているからです。
何よりも体が人工的な処置を望んでいないように感じるからです。
ただそれだけの理由です。
体という物体と心という魂がいつもコミュニケーションを取り合い、
お互いが助け合える関係作りや信頼関係を築くためにも、治癒力を信じて耐えること、
そして痛みには全て意味があって、回復反応なのだと気がついたからです。
だからといってこの考え方を皆様に強要するわけでもありません。
ただこの仕事を通じて体と向き合い続けたことで気がつけたと思っております。
死ぬ時はいつだって自然な死を望んでいるのが体でそれをなるべく叶えてあげるのが私の役割という考えに至ったのです。
東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。